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建築学と異領域とのダイアローグ

京都大学分野横断プラットフォーム構築事業


協力:京都大学学際融合教育研究推進センター



概要

京都大学の先端的研究分野の研究室と工学研究科建築学研究室とのダイアローグ(対談形式のシンポジウム開催)
により、先端技術(エマージェント・テクノロジー)への建築学的視点からの理解と、 建築的思考の拡張を探求する。

(English Pageはこちら)

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登壇

松浦健二 Kenji Matsuura
京都大学大学院 農学研究科 応用生物科学専攻 昆虫生態学分野

伊藤真陽 Masateru Ito
京都大学 高等研究院 iCeMS(物質-細胞統合システム拠点)

平田晃久 Akihisa Hirata
京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 建築設計学講座 建築設計学分野

小見山陽介 Yosuke Komiyama
京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 建築設計学講座 生活空間設計学分野


安達泰治 Taiji Adachi
京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 生命システム研究部門 バイオメカニクス分野

立木秀樹 Hideki Tsuiki
京都大学大学院 人間・環境学研究科 数理科学講座 数理情報論分野

矢野浩之 Hiroyuki Yano
京都大学 生存圏研究所 生物機能材料分野

大崎純 Makoto Osaki
京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 建築構造学講座


運営
京都大学小見山研究室 石井一貴、谷重飛洋子、松原元実、宮原陸、岩見歩昂

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スケジュール

2020.11.11
建築学と異領域とのダイアローグ シンポジウム #1【生命論的建築】

「建築学と異領域とのダイアローグ」では、建築学の研究者が聞き手となり、対談形式で、異領域の先生方から先端的な研究を紹介いただきます。今回のシンポジウム#1では、生物や自然と関連した領域の先生方との対話を通して、【生命論的建築】について考えます。聞き手は平田晃久・小見山陽介です。

「生命論的建築の研究」は、平田晃久先生が提出された学位論文のタイトルです。建築を「生きている」世界に属する存在としてとらえ直し、またそうした視点で新しい建築を設計するための礎となる論考です。本シンポジウムではこの論考にヒントを得て、「生命」や「自己組織化」といった共通言語から、異領域と建築学との接点(あるいは、同じ言葉を使っていても違う概念)を探ります。(小見山陽介)

プログラム

小見山陽介(建築学/ERセンター)企画趣旨説明

松浦健二(昆虫生態学)「社会性昆虫の行動における自己組織化」
ショートレクチャー+対談 聞き手:平田晃久(建築学)・小見山

伊藤真陽(iCeMS)「孔の自己組織化が生むポリマーの構造色」
ショートレクチャー+対談 聞き手:平田晃久(建築学)・小見山

聴講者を交えてパネルディスカッション


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2020.12.16
建築学と異領域とのダイアローグ シンポジウム #2【建築形態の数理】

「建築学と異領域とのダイアローグ」では、建築学の研究者が聞き手となり、対談形式で、異領域の先生方から先端的な研究を紹介いただきます。今回のシンポジウム#2では、構造や力学、数学と関連した領域の先生方との対話を通して、【建築形態の数理】について考えます。聞き手は大崎純・小見山陽介です。

「建築形態の数理」は、大崎純先生が『建築雑誌』特集「建築形態の数理」(日本建築学会、2003)に寄稿された論考のタイトルです。建築形態に関する数理的手法は、形態解析、形状最適化、進化的手法、の大きく分けて3つの分野で発展してきました。本シンポジウムではこの論考にヒントを得て、「構造」や「数理」といった共通言語から、異領域と建築学との接点(あるいは、同じ言葉を使っていても違う概念)を探ります。 (小見山陽介)


プログラム

小見山陽介(建築学/ERセンター)企画趣旨説明

安達泰治(バイオメカニクス)「骨構造の機能的適応の力学」
ショートレクチャー+対談 聞き手:大崎純(建築学)・小見山

立木秀樹(数理情報論)「イマジナリーキューブの充填構造」
ショートレクチャー+対談 聞き手:大崎純(建築学)・小見山

矢野浩之(生物機能材料) 「木材とセルロースナノファイバー」
ショートレクチャー+対談 聞き手:大崎純(建築学)・小見山

聴講者を交えてパネルディスカッション


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問い合わせ: komiyama@archi.kyoto-u.ac.jp
京都大学 大学院工学研究科 建築学専攻 講師 小見山陽介

主催:建築学と異領域とのダイアローグ(研究代表者:小見山陽介|京都大学講師))
協力:京都大学学際融合教育研究推進センター|分野横断プラットフォーム構築事業

分野横断プラットフォーム構築事業は、京都大学に多くの学際(共同)研究が芽吹くため の土壌(プラットフォーム)を構築することにより、京都大学における研究を活性化する、 研究力を強化することを目的として、学際的な研究集会の開催を支援するものです。研究 大学強化促進事業「百家争鳴プログラム」の一環として、学際融合教育研究推進センター と学術研究支援室が協働して運営しています。